お題に挙げた”ジンバルの必要性”。僕が持っているGoPro8にはハイパースムーズ2.0という強力な手振れ補正機能が備え付けられており、激しいアクションでも安定した絵を撮ることができる。なので、普段使いであれば「まったく不要」。
ただ、夜間に歩きながら撮影したい時や被写体を絶対に水平を維持して撮りたいとき、例えば東京ディズニーランドのエレクトリックパレードを撮影する時なんか、「あー、ジンバルあればなぁ」と常々思うわけ。あれば便利っていうところが僕の結論。
という矢先、amazonタイムセールで何気に見つけたのが、アクションカメラ専用ジンバル「Hohem iSteady Pro 4」。9千円台という破格値だったので、ポチッでみた。
本日は、この製品について、実際に手にとったみた感想をツラツラ書いてみる。
■Hohem社はどんなメーカーなの?
中国、深センに本社を構えるジンバル専門メーカー。非上場で設立は2014年、社員数200名以下というので、DJIといったメジャーブランドと比較すると、ベンチャーというか中小企業の域かもしれない。
ただ、製品を手にもった質感、商品のパッケージ、連携するスマホアプリの機能、添付されているマニュアル(多言語)の出来栄え等に関しては、しっかりした好印象。中国製品あるある(怪しい難解なマニュアル、異臭や埃まみれの商品、、、、)といった不安はまったくない。
■Hohem iSteady Pro 4のセールスポイント
ジンバルはこれで4台目だが、何がジンバル利用で煩わしさを感じるかというと、カメラをマウントする際、都度強いられるバランス補正といった初期作業。とにかく、これは時間を費やすし、イライラするし、ホントに面倒。
一方、iSteady Pro4は、さすがアクションカメラ専用ジンバル。「クイックマウンティング」により、ポン付けするだけ。これは、すごーく便利!
さらに、3600mAh大容量バッテリーを搭載し、アクションカメラに給電できるのも、アクションカメラの弱点を補ってくれる。
ほか、メーカーが紹介するセールスポイントは以下のとおり。
・iSteadyシリーズ(Pro4のごとく4世代目)で進化し続けてきた手振れ補正アルゴリズム
・少々の雨や水しぶきに当たっても大丈夫なIPX4レベルの防水
・「パンスピードを初期値より遅くする」など3軸モーターの動作量をアプリからコントロール可
・GoProカメラとのワイヤーレスリンクによりジンバルよりカメラコントロール
ただねぇ、、、、、最後の「GoProカメラとのワイヤーレスリンク」はどうやっても、うまくリンクしてくれない(泣)。初日早々、メーカーサポートに問い合わせ中。
■Pros Cons
現場投入はこれからになるのでファーストインプレッションにはなるが、基本機能に絞った割り切りと操作のシンプルさに満足。GoProとリンク問題を差し引いて★4つ。
【Pros】
・本格的な三軸ジンバルが、破格値9千円台で買えるという圧倒的なコスパ(あると便利というニーズに叶う価格帯)
・サッとカメラをマウントし、すぐ撮影できる手軽さ。これ、とても重要。また、カメラへの同時給電
・スマホからコントールできる3軸モーターのスピードといった動作量は、風景をパンするときに重宝する
・セミハードケース、三脚など付属アクセサリーの充実さ
【Cons】
・ペイロード150gというマウントマージンの少なさ。僕のHero8の重量はバッテリー込みで126gと大丈夫だがHero9だと158g、Hero10は153gでカタログスペック上でいうとアウト ※なぜか商品説明の画像にGopro10が多用されているのが不思議(笑)
・大容量バッテリーが仇になって、やや大振りな外観と重さ(365g)
・DJIのように国内サポート体制がない。実質、保証はないに等しい
・本文にも書いた、GoProカメラコントロールのリンクできない現象(サポート問い合わせ中、英語力必須)
Enjoy!