このマザーボード、発売時期が2016年頃とかなり古いものになるが、いまだ現役。
当時のハイエンド・マザーボードに偽りなく、ちゃんとM.2インタフェースが装備されているところがすごい。今回は、この老兵のシステムHDDをM.2 SSDに換装してみるという話し。個人的な備忘録に近い内容になる。
1,前提となるPC環境
・OS: Windows10 HOME 10.0.19045 64bit
・BIOSモード: レガシー(MBR)
・CPU: IntelCore i7-6700 @3.4GHz
・HDD(System): WD20EZBX 2Tbyte
日常使いのなかで、特に写真の現像(大量データの書き出し)や動画編集(ビデオ出力)でHDDのリード、ライトがボトルネックと感じていた。
2,結論
・Windowsの起動が"数分"から"数秒"と劇的に早くなった
・クローンはAcronis True Image WD Editionを利用。よくネットで見かける「回復パーティションが移行できない」といった問題もなく完全コピーできた
・クローン所用時間はソースディスクの物理容量に比例する。今回の2Tbyteで4時間
・クローン後、Windows立ち上がり途中、「問題がある」とブルー画面になった
ただ、これは、よくあるトラブル。ここは、焦らずメニューから「トラブルシューティング」→「詳細オプション」→「スタートアップ修復」を実行後、問題解決
・ブートがレガシー(MBR)、かつ、M.2SSDインタフェースがSATAではなくNVmeであったため、特にBIOS設定をいじる必要はなかった ※M.2はSATA#1と排他関係なのでSSDがSATAの場合は既存#1に繋がっているデバイスを他に付け替えてね
3,所感
・SSDはかなり値段が下がってデフレ状況なので、お得感満載。もし変えるのなら、SATAタイプの2.5インチSSDではなく、NVme M.2がベター
・SSDを取り付けにあたって、固定用のスペーサーとネジが必要。マザーボードに付属していますが、ない方はフリマかヤフオクで入手できる
・システムストレージには基本、データを入れない使い方が良いと反省。事前作業のAdobe Lightroomの数百gbにおよぶ巨大データをデータ用HDDへ移行した作業は時間がかかり本当にめんどくさかった
・SSDはHDDと比べて発熱しやすいので、ヒートシンクは装着した方が、精神的に安心。Web閲覧といった定常運転中の温度はヒートシンクなしで48℃、ありで41℃
4,ベンチマーク
速さは力なり。データが証明してますね!
Before: WD20EZBX [2TB SATA600 7200]
After: KIOXIA SSD-CK1.0N3G2/J 内蔵SSDPCI-Express接続 EXCERIA G2 [1TB /M.2]
Enjoy!